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鬼怒川温泉なら特急スペーシアの個室を選ばないのは絶対に損!

 

最高のひととき。部屋のクオリティー・コスパの良さ100点満点!

 

今回、母を旅行に連れて行こうと思い立ち、候補は東京から比較的近くの温泉街に絞りました。

悩んだあげく、選んだ旅先は鬼怒川温泉。特急スペーシアにて行くことにしました。

 

興味深いのは、このスペーシアは6両編成の1両だけ完全個室(コンパートメントルーム)の客室があるのです。

せっかくの親孝行なので是非この個室で贅沢な気分を味わってもらおうと即決。

東部浅草駅の写真

始発駅の東武浅草駅に到着。まずは旅のお供、駅弁を手に入れようと駅ビル地下のお弁当売り場へ。

やはり、列車の旅を楽しむ人が多いのか、お弁当の店がたくさんあって、どれもこれもおいしそうで目移りしてしまう。

 

しばらく歩き回ってようやく購入、駅のホームへ。

 

待ちに待った列車がホームに入って来た。5分ほど清掃のスタッフが作業を行ったあとに乗車。

個室のある6号車の入口を開けると、カーペットが敷かれた廊下が長く伸びていてテンションがあがる。

 

自分の部屋のスライド扉を開けて室内を拝見。おおー!思っていたより広くて豪華。

4人掛けの対面座席にテーブルがあって(大理石)座席も結構余裕のある作りになっています。

 

コンセントも付いていて、照明もオシャレ、窓も大きい。こんな部屋なら鬼怒川までとは言わず、北海道から沖縄まで旅をしても疲れなさそうです。

室内の様子

料金安いのにこんな座席を提供して採算が合うの?と思わず鉄道会社を心配してしまいます。

今回は2人での利用ですが、家族やグループなど4人だったらかなりコスパはいいですね。

 

さて、これから2時間の旅。ただウトウトして黙って座っているだけではもったいない。

個室だからこそできることを満喫しなくては。

 

早速、デパ地下で買ったお弁当を取り出し、テーブルに並べる。すると列車がゆっくり動き出した。

デパートの地下で買ったお弁当

途中、停車駅に止まると大きな窓から中が丸見えなので、ホームにいる人の視線が気になって恥かしい。

(誰も私たちに関心などないのはわかっているのですが)

 

お腹もいっぱいになり、広いスペースを有効に使おうと横になったら思わず寝落ち。。

貴重な時間を1時間ほど無駄にしてしまいました。

 

約3000円で買える最高のひととき

 

さて、このスペーシアの個室、お値段はいくらかというと何と!平日3,150円、土日3,700円です。安い!!

これは個室利用料であって、このほかに通常の乗車、特急料金がかかります。

 

この個室利用料というのは乗る区間の長さに関わらず、一律同一料金だということです。

極端な話し、一駅だけ乗っても同じ料金が適用されてしまうので注意が必要です。

 

ちなみに浅草から鬼怒川温泉までの乗車、特急料金は、平日2,940円、土日3,050円です。

 

ご注意!個室はネット予約できない

 

乗車・特急券の予約は1か月前から行われています。もちろん今の時代インターネットで購入可能です。

しかし、どういう訳か個室の予約だけはネットではできないのです。(空席照会だけはできます)

 

予約の方法は電話、もしくは窓口や東武トップツアーズのカウンターです。これは時代を反映していなくて結構不便。

結局、私の場合は当日駅の窓口にて購入しました。全部で6室しかありませんので、売り切れてしまわないかドキドキでした。

 

「けごん」と「きぬ」がある

 

スペーシアには行先によって「けごん」と「きぬ」の2種類あります。

浅草を出発してどちらも下今一までは同ルートですが、ここから日光へ向かうのが「けごん」鬼怒川温泉へ向かうのが「きぬ」です。

 

平日は「けごん」6本、「きぬ」7本、土日は「けごん」7本「きぬ」8本です。

あまり多いとは言えない感じですね。ですので、個室利用を考えている場合は、予約が取れるよう早めの動きが必要です。

 

結局、鬼怒川温泉へはスペーシアの個室を使うべき

 

浅草から鬼怒川まで約2時間の旅。一般座席でもスペースは十分あるので、予算を抑えたい人にはそれもいいでしょう。

しかし、約3,000円と破格の料金で提供されている個室を旅の思い出として使わない手はありません。

 

一般に鉄道が好きな人でなければ、旅の思い出に車中というのはあまりないのでしょうか?

思い出すことは現地で訪れた所や見たもの、食べた物が主でしょう。

 

でも、この個室の旅は、移動中の列車の中も旅の思い出の1シーンとして記憶に残してくれることでしょう。

少なくとも、一人旅ではなく、家族や恋人など誰かのために企画する旅なら是非オススメしたいです。

 

次回は今回訪れた宿について書いてみたいと思います。

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