家事の中でも、一番面倒で重労働だと言われるお風呂掃除。
皆さんどのようにしていますか?
正しいやり方は学校で習わないし、常識・非常識もあるような、ないような。
「なんとなく母親がしていた手順でしている」方が多いのではないでしょうか?
いざ一人暮らしをしてみたり、結婚して主婦になったり、『お風呂掃除初心者』はやり方すら探り探りかもしれません。
また、主婦歴の長い方は、『最高に面倒くさい作業』としてお風呂掃除を認識しているかもしれません。
そんな、『お風呂掃除の苦労』を軽くできる方法について、お伝えしていきたいと思います。
☆お風呂掃除どうしてる?手順とやり方聞いてきました☆
お風呂掃除の手順について、ママ友同士で盛り上がる!なんてことはあまり聞きません。
ほとんどの方は、他の人がどのような手順・やり方でお風呂掃除をしているか知らないのではないでしょうか。
そこで今日は、一般的に行われている方法をAさん、Bさん、Cさんの言葉で紹介します。
Aさんの場合
「お風呂掃除は一応毎日していますが、夜に皆がお風呂に入った後はいったん放置。
翌日のお風呂に入るタイミングで、前日の浴槽の汚れをスポンジとお風呂用洗剤で落としてから、お湯をためます。
基本的に浴槽内しか掃除しないので、壁や床、天井などはすぐにカビがつきます。
あまりに気になったらその時に仕方なく掃除します。
カビ専用の強めの洗剤を使用してこすりますが、時間もかかり、天井は難しくてできません。
年に一度、年末大掃除の時期にプロに任せて掃除してもらいます。」
Bさんの場合
「毎日掃除はしています。
家族が入浴した後、自分は最後に入り、浴槽と床を洗剤でさっと洗います。
壁や天井、細かい部分は何もしません。
月に一度ほど、気合を入れて細かいところの掃除をします。
排水溝の掃除は嫌いであまりしません。
放置していて臭いが気になってきたら、排水溝用の固形洗剤を使用しています。
年に一度くらいはプロに掃除してもらえたら楽だなと思いますが、もったいなくて大掃除も自分でします。
完璧にはいかないので、年々ゴムパッキンや天井にカビがついてきています。」
Cさんの場合
「毎日忙しく、お風呂掃除は大嫌いで、めったにすることはありません。見ないふりをしています。
当然カビだらけで、清潔とはいえませんが、仕方ないかなと思っています。
さすがにこれはダメかな?と限界がきたら、お風呂のカビ用洗剤を1本使い切るほどに全体にふりかけて放置後流します。
これでなんとか、許せる清潔さを保っているつもりです。」
Aさん、Bさん、Cさんのお話に共感できるところはありましたか?
「そんなのあり得ない。私は完璧に掃除する!」
という方は、すばらしい主婦の鏡です。
そうでない方は、心配しないで下さい。
みんなそうです。
同じように、お風呂掃除が面倒くさいし、大嫌いです。
では、どのようにしたらお風呂掃除の手間が省けて楽になるか?
お伝えしていきたいと思います。
お風呂掃除は毎日の習慣で簡略OK☆3つの習慣と5つのステップ
これからお伝えする方法は、≪潔癖症≫の方には向きません。
ご自身でそうだと思われる方は、申し訳ありませんが、このアドバイスは役に立たないと思います。
そうでない≪感性の柔らかい方≫は、どうぞお試し下さいね。
さて、さっそくですが、3つの習慣について。
1:毎日必ず、お風呂を抜く前に掃除をはじめる
2: お風呂に置く洗髪洗面用具などは、動かしやすいようにプラスチック又はステンレスの水キレのよいかごにまとめる(さびるものはNG)
3:子供のお風呂のおもちゃや、カミソリやボディーブラシなどは浴室内に置かず、洗面所で管理する
この3つは、絶対条件です。
これさえ守れたら、お風呂掃除は格段に楽になります。
これを読み終えたら、ぜひ実行に移してみて下さい。
さて、次に5つのステップについてですが、その前に大切なことがあります。
★今現在、掃除する気が起きないくらい浴室が汚い場合は、費用はかかりますが、まずプロに掃除をお願いして下さい。
これはどうしても必要なことです。
素人が立ち向かえない位汚れてしまった場合は、完全に綺麗にするには途方もない時間と労力が必要になります。
毎日のちょっとしたコツで、お風呂掃除は格段に楽にはなります。
しかし、そのコツを実行するモチベーションを保つには、『もともと綺麗な状態』からスタートしなければなりません。
そうでないと、「どうせ汚いんだから、もう一緒でしょ。」と開き直る理由になります。
この方法は【いかにして綺麗な状態を楽に保つか?】という毎日の習慣です。
維持する方法は、大掃除の方法とは全く異なりますのでご理解下さいね。
常備する道具は6つです。
・持ち手のついた桶
・お風呂用洗剤
・カビ取り用洗剤
・水キレの良いスポンジ
・お風呂掃除用ブラシ
・バスタオル
5つのステップ
①浴室内のものを全て外へ出し、浴室を空にする。
②浴室がまだ温かいうちに、入浴後の浴槽内のお湯を桶ですくい、床→壁→天井の順に強く叩きつけるようにしてかける。(まんべんなくかけたらOK)
②浴槽の残りのお風呂のお湯を抜きながら、排水溝の外蓋・内蓋を全て分解し外して出し、部品すべてにカビ用洗剤をかけます。
(排水溝は汚いと思い込んでいませんか?毎日手入れしていると清潔を保てます)
③お風呂の浴槽を風呂用洗剤でこすり洗いします。
(面倒な日は、この作業は省いてもいいです)
④シャワーで冷水をだし、風呂全体にサッとかける。
(浴槽内の温度を下げるためにする作業ですので、お湯はNGです)
⑤体を拭いた後のバスタオルで浴槽内をさっと拭く
(抵抗がある場合は、風呂掃除用にバスタオルを作り、それを使用して下さい)
以上で終了です。
面倒で毎日は無理と言う方は、③と⑤はさぼっても構いません。
それ以外の工程で、毎日の汚れを取る十分なケアが出来ます。
この方法を試すと、驚くほどにカビが生えません。
3つの習慣、5つのステップさえ身に付いたら、あとは月に一度くらいの頻度で、中掃除をします。
中掃除
- お風呂全体にカビとり洗剤を薄めたもの(倍量くらいの水で薄める・濃いと流すのが不十分になりがちです)をふりかけて30分放置→水で流す
- 排水溝を排水溝用の固形洗剤で放置し流す
この中掃除をすることで、ほとんど汚れが付かないままお風呂の清潔を維持できます。
※日々の入浴時にカビのつきやすい四隅のゴムパッキンなどにカビを発見したら、その日にすぐにカビとり洗剤で対処しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
記述をみれば難しそうに感じるかもしれませんが、実際に行うと【5分以内】にできる簡単ステップです。
5つのステップよりも、3つの習慣の方をハードルが高いと思われる方がおられるかもしれません。
生活の習慣は、なかなかスッとは変えられません。
しかし、その習慣を切り替えるだけで、驚くほど快適な日常が手に入るとしたら?
少し気合を入れて試してみたくなりませんか?
ぜひ、お風呂掃除が面倒だと感じている方は、チャレンジしてみて下さいね。