性格の不一致で離婚を考える人はたくさんいますね。
事実、離婚理由の第一位は性格の不一致です。
でも性格が完全に一致している夫婦っているのでしょうか?
私の知る限り、せっかちな旦那さんにスローな奥さん、大雑把な旦那さんに、几帳面な奥さん、
社交的な旦那さんに、無口な奥さん、などの組み合わせは至る所にあります。
ある旦那さんはスローな奥さんと結婚して以来、「我慢だ、辛抱だ、忍耐だ」が口癖だったそうです。
いくら相思相愛で結婚しても、現実に生活する間には、意見の衝突や考え方の違いで不一致が起こることはあります。
それこそ、我慢、辛抱、忍耐を働かせなければならない場面も多いものです。
全く別の環境で育った二人が四六時中一緒にいれば、不一致があって当然です。
ですから互いに辛抱し合い、歩み寄ることは重要です。
でも限度があるのも事実です。旦那さんがいるだけでイライラする、肌着を一緒に洗濯するのもイヤだとなったら、そして、いつも諍いが絶えないとなると、離婚を考えるのもあながち無謀とは言えないかもしれません。
離婚の理由は子どもにどう説明する?教育に影響が出るか心配
でも離婚に踏み切る前に慎重に考えてみましょう。
お子さんがいたら、離婚する理由を説明しなくてはなりません。
お子さんの教育に影響が出る可能性も考えなくてはならないでしょう。
離婚する理由が、「パパとママは性格が合わないから」、、では、お子さんは納得しないでしょう。
またお子さんを傷つけないためには、一方的にパパがあるいはママが悪いからというのも避けなければなりません。
悪いパパであっても、悪いママであっても、お子さんにとっては本当のパパやママなのですから。
「パパはパパで、良いところがある。ママはママで、全部悪いわけではない。でも一緒に暮らすのが無理なので、離婚することにした。」
という説明の方が、お互いを傷つけずに済むのではないでしょうか。
お子さんが一緒に暮らせないことを納得すれば、教育上、悪影響が出るのではと心配する必要はないでしょう。
むしろ、「パパは長期出張に出かけた。」とでまかせを言うとか、「勝手に出て行っちゃった。」
などと真実を捻じ曲げてしまうほうが、お子さんを懐疑的して、小さな心を悩ますことになるでしょう。
現実的にも、最近は離婚した家庭は相当増えています。
学校に行っても、両親が揃っていないからと、偏見を持たれることもほとんどないと言えます。
ただし、経済的にはひとり親の家庭は大変です。養育費がきちんと払われない場合も多いのです。
ですから、もし離婚を考えるならば、経済的な基盤も必要です。
もちろん譲り合えるならば、その方がいいですが、毎日両親がいがみ合っている家庭が子どものためになるとも思えません。
いろいろなことを慎重に考えて決断するべきでしょうね。
まとめ
性格の不一致で離婚を考えるならば、第一に性格の一致する夫婦はまずいないことを念頭に置きましょう。
歩み寄りや我慢ができるならそれに越したことはありません。
でも、無理な場合は、お子さんに正直に離婚の理由を説明しましょう。
離婚も一つの選択肢ですが、慎重に考えることがより重要です。