「なんで家事を手伝ってくれないの?」とか「母親だけが子育てをするものかしら?」
など、色んな思いを抱えることって子育てをしていると、沢山ありますよね?
今日は、そんな想いを抱えているお母さん方に少しでも参考になればと、我が家での場合ですが、
家事をどう夫と分担しているかご紹介致します!
時代は昔も今も男は外で女は家
日本も昔の時代は、“男性は仕事を外で、家事は女性がするものだ!”というのが明治、大正、昭和の時代と続いてきたのではないでしょうか。
でも平成も30年経った最近では“イクメンパパ”とか“主夫”なんて言葉を聞くくらい、
女性も社会で仕事をすることが認められて、男性も家事をこなすのが不自然ではなく、
当たり前の時代になってきましたよね?
それでも、仕事をしている男性にとっては、やっぱり家に帰ってきてからは休みたいのが本音というところでしょう。
我が家も夫は外で仕事をしてくるので、家に帰ってくるとボーッと何も考えず、
テレビを見ているかゲームをしているか、というスタイルでした。
結婚当初は、そんな夫に特別に不満を持つわけでもなく「疲れてるんだろうな」と受け止めていました。
しかし、子どもが一人、二人と増えて余裕が無くなってくると、徐々にすべてを一人で抱えている気持ちになってきました。
また、実家の母親は他界していますし、姑は介護を受けている状況ですので、
夫以外の誰かが手伝ってくれることはまず期待出来ません。
一人で抱え込んでしまいやすい自分の性格も理解していましたし、このままだと病気になってしまうかも?
と思ったので、ここは思い切って夫と話す時間を持つことにしたのです。
相談するにもタイミングって超大切!
よし!相談しよう!
と思っても、たいていはタイミングが悪く失敗してしまいます。相手が忙しかったり、
余裕がないときに自分の想いでいっぱいになって感情的にズバッと相談してしまうと受け止めてもらえません。
相手も感情的に捉えて余計にこじれてしまいます。
そんなときはよく考えて、タイミングを見計らって、気持ちを落ち着かせてから相談するとうまくいきました。
「限界だ!」と思った時こそ一呼吸して、落ち着いてタイミングを計る。ということが大切になってきます。
ただ、結婚当初は相手の性格や出方が分からないことも多いですから、何度も何度も失敗していきながら学んでいきました。
夫の考えが実際はどうなのか、聞いて素直に受け止める
夫にも「こうしてほしい!」と要求があるのは当然のこと。
まずは夫がどう思っているのか、自分の考えと違ったとしても受け止めていくことが1つのポイントになってきます。
これはとっても大事です!
夫は結婚すれば妻が掃除や洗濯、食事の準備片付けなどをしてくれる存在ができるから便利という価値観を持っていて、
結婚後、それを知ったときには正直ショックでした。
私は元々、理想的な結婚は夫婦がお互いに愛し合って支え合って・・・
みたいなものがあったので、余計に悲しさが心に深く刺さりました。
しかし、ここで夫に対する理想と現実はしっかりと区別して、受け止めて前に進むことに決めたのです。
やってくれる時にはベタ褒め作戦
夫は性格的に温厚で真面目な人なので、決めたことは守ってくれます。
「こうしよう!」と2人で決めたことは少しずつ動いてくれるようになりました。
家事分担は、基本的に私は炊事、洗濯、掃除です。夫はリビングの片付け、掃除機がけ、床ふき、ゴミ出しになります。
私が忙しかったり、体の調子が悪かったりするときには、臨機応変に夫が食事を作ってくれます。
そんな時には「ホント上手!やっぱりお父さんが作るとすっごく美味しいよね~!」と、ベタ褒め作戦です。
ベタ褒め作戦で家庭の雰囲気が劇的に変わりました!
正直、子どもたちはいつも「お父さんがご飯を炊くと固くて嫌だ!」とか言っていますが、
失敗や嫌な思いをしたらやりたくなくなっちゃいますから、ここは自分に対して心を鬼にして、
褒めて褒めて褒めまくる。という作戦をとっています。
それが功を制したのか、お肉を焼く時には頼まなくても自分から準備してくれるようになって
「お肉焼きはお父さんの担当だね~」と言うと、まんざらでもなさそうな顔をしています。
そしてだんだんお肉以外にもいろいろやってくれるようになりました。
出来ないことは出来ないと受け止める
次は子どもの世話です。
最近はテレビでもイクメンパパとか、子どもを上手にあやしたり、
遊んであげるカッコイお父さんが登場しますが、我が家の夫は苦手でどうにもなりません。
例えば、子どもとふざけて面白く一緒に遊んあげること、本を読んであげることは難しく、
オムツをかえることもウンチを怖がって出来ません。
でも、あまり要求を高くすると出来ることまでしてくれなくなってしまうので、
「出来ないんだな」と分かったものは責めずに出来ることをしてもらおう、と切り替えたら楽になりました。
実は、これは彼の幼少期に大きな原因があります。彼は父親と一緒に遊んだ記憶が全くないということでした。
そのため、どのように子どもを扱ったらいいのか、よくわからないのです。
この件に関しては、彼にも同情するので、あまり多くを望まない様に心がけています。
まとめ
いかがでしたか?
我が家の夫婦の家事の分担は、夫を理解して受け止めることから始めて成り立っています。
3人の子どもの育児をするには、いくら専業主婦だといっても全てを抱えられないと実感しています。
やっぱり夫の助けが必要です。
でもストレートに要求したり、自分がどれだけ大変かなど正論を突き付けたりしてもうまくいきません。
「相手を受け止めて上手に褒める」
この方法で我が家は見違えるほど明るくなったのです。
「当たり前」のことかもしれませんが、出来ていない人も多いのではないでしょうか?
少しでも同じ環境にあるお母さんたちの参考になったら幸いです。