家事のアイデア

【子育て世帯必見】家族4人で間取り☆1LDK☆でも驚きの快適な生活

~プロの整理収納アドバイザーが提案する快適な暮らしのヒント~

子供が1人でも手狭に感じていた1LDKのアパートが、

2人目が産まれてからはモノにあふれて

どこに何があるのかまったく分からない。

 

そんな方にお届けしたい情報があります。

 

家族4人で1LDKでも快適に暮らす方法はあります。

 

無理して家賃の高い部屋に引っ越さなくても大丈夫。

 

そんなの無理じゃない?

 

それがそうでもないんです。

 

子供の年齢や将来も見据えて、アドバイスしていきたいと思います。

 

狭くて限界!1LDKで困ることは?

ソファー

 

とにかくモノが多くなりがちな子育て世帯。

 

狭くて困る事だらけです。

 

具体的にどんなことで困っているのか?

 

4人家族で子育て中の奥様3人に

特に困っていることについて、お話を伺いました。

 

Aさん(子供0歳・2歳)

 

「特に困っているのは、布団を敷くところがありません。

 

一部屋に家族全員の衣類をまとめて置いていて、

そこで洗濯物の室内干しもしています。

 

LDKは食卓と生活用品にあふれながら、

夜に場所をむりやりこじ空けて、布団をひいて皆で寝ています。

 

布団は隅に畳んで出しっぱなしです。

 

子供が小さいからまだなんとか成り立っていますが、

これからどうしたらいいのか?

 

家賃があがるのはキツイけど、

もう引っ越すしかないのかなと考えています。」

 

Bさん(子供5歳・8歳)

 

衣類が多くて、収納しきれません。

 

寝室に衣類収納のついたベッドを二つ置いて4人で寝ています。

引き出しに衣類を収納していますが、ぜんぜん足りません。

 

クローゼットも無いので、

ハンガーラックを2つと衣類収納ケースを

4つをぎゅうぎゅうに置いています。

 

それだけで1部屋はつぶれてしまうので、

LDKには子供の学用品や日用品すべてを

箱やかごなどで管理して乱雑に収納しています。

 

8歳の子供はダイニングテーブルで学習しています。

 

その上、隅には収納しきれない衣類が山のように積み上げられ、

もうゴミ屋敷のようで、掃除をする気もおきません。

 

Cさん(子供12歳・15歳)

 

「子供が、プライバシーが無いと嘆いています。

 

もちろん一人部屋はあきらめていますが、

せめて自分の空間が欲しいと訴えてきて困っています。

 

可哀想ですが、現状ではどうすることも出来ません。

 

1部屋を子供部屋として2人で使わせています。

子供部屋には2段ベッドと勉強机、衣類収納があります。

 

モノは少ない方で、なんとか暮らせていますが、

LDK はダイニングテーブルと隅に大人の2段ベッドを置き、

寝室も兼ねています。」

 

さぁ!無理難題がたくさん出てきましたね。

 

整理収納アドバイザーの腕がなります。

 

次の項目で、具体的にアドバイスしていきたいと思います。

 

整理収納アドバイザーが教える1LDKで快適に暮らす方法

籠の中の猫

 

すべての方がリフォーム不可という条件でお話します。

 

Aさん(子供0歳・2歳)

 

Bさん(子供5歳・8歳)

 

Cさん(子供12歳・15歳)

 

問題は『寝室』『衣類』『生活空間』をどこに置くか?という点です。

 

Aさんの悩みは≪室内干しをしていて布団を敷くところが無い≫

 

⇒室内干しができる快適な睡眠空間。

 

Bさんの悩みは≪衣類を収納しきれない≫

 

⇒沢山の衣類を上手に保管しつつ生活空間を確保したい。

 

Cさんの悩みは≪子供のプライバシーが無い≫

 

⇒子供に個々のスペースを作りたい。

 

人それぞれ悩みは違いますが、『一番大切にしたいこと』があります。

 

その希望をどのようにして叶えたらよいでしょうか。

 

☆Aさんの場合

4人で一緒に眠るとした寝室は、LDKです。

 

個室は衣類クローゼット・使用頻度の低い生活用品の収納、

室内干しをする部屋として使用します。

 

①個室に、しっかりとしたロフトベッド(耐重量の高いもの)を2つ並べて置く

 

そのベッドのロフト部分に、収納ケースを収まる数配置し、

オフシーズンの衣類、使用頻度の低い生活用品を収納します。

 

ロフトベッドの下の部分にハンガーラックと引き出し式衣類収納ケースを配置。

クローゼットを作ります。

 

空いたスペースの壁際にシンプルな5段ラックを入るだけ置き、

生活用品を収納する。

 

部屋の真ん中に室内干しを置き、洗濯スペースを置く。

 

②LDKの壁際にシンプルなベッドを一つ置く。

 

そのベッドの上に布団を4人分置き、

就寝時はベッドとその横に布団を敷き使用、

日中は簡単なカバー(大きな布でも可)を掛けて、生活感を消す。

 

他のスペースはLDKとして使います。

 

収納の仕組みがないとモノがあふれますので、

安価なラックをいくつか並べ、

そこに使用頻度の高いモノを分かりやすく収納します。

 

(箱など中身の見えないものにはラベルを張り、何が入っているか一目瞭然にします)

 

※この方法では、ロフトベッド2つ+ベッド1つ+収納用品を購入する必要がありますが、ロフトベッドは子供が大きくなったら子供部屋のベッドとして使用し、ベッドはそのまま親のものとして使用でき、無駄になりません。

箱の山積み

☆Bさんの場合

1部屋を完全なクローゼットとして使用します。

 

LDKに生活を邪魔しない就寝スペースを作ります。

 

①衣類収納付きベッド2つのマットレスを取り、

その上に引き出し式衣類収納ケース(スタッキング出来るもの)を

きっちり収まるようにたくさん置く。

 

部屋の真ん中の空いたスペースにハンガーラックを置けるだけおきます

(数は増やして下さい)

 

部屋の壁際に、薄型の引き出し衣類収納を並べます。

(出来れば安全なつくりの背の高いものを壁一面に)

 

②LDKの隅にベッドのマットレスを1つ置きます。

Aさんの場合と同様に、日中はマットレスの上に4人分の布団を重ねて収納し、

カバー(大きな布)をかけて生活感を消します。

 

就寝時にはマットレスと布団を使用して4人で寝ます。

 

もう1つのマットレスは使用しません。

 

邪魔になるので、立ててクローゼット状態の部屋の隅に

安全に立てかけられたら良いのですが、

それが出来ないようなら、思いきって廃棄しましょう。

 

(また使用したい時期は、かなり先です。

その時また購入すれば良いです。

その間を快適に過ごすことを優先することが賢明です。)

 

LDKの空いたスペースの壁際に、コンパクトな机

(出来たら折りたためるロータイプ)を2つ置き、

その横に5段ラックを2つ置きます。

 

(ここは子供2人の学習スペースと、学用品の収納になります。)

 

☆Cさんの場合

個室を子供2人で使うのは正解です。

 

2段ベッドもそのまま置いて使いますが、用途は収納として使います。

 

また、LDKに学習机2つを置き、リビング学習に切り替えます。

 

図がないとイメージしづらいかもしれませんが、

個室の部屋をベッドを境に2つのスペースに区切ると考えて下さい。

 

①二段ベッドを部屋の入口と直角になるように真ん中に置き、

上の段に家族に全員のシーズンオフ衣類・用品を収納し、

下の段には引き出し式衣類収納を置き、現在使う衣類を収納します。

 

部屋の中央のベッドをまたぐ様に、しっかりとしたタイプの突っ張り棒を取り付けます。

 

その左右にカーテンを2枚取り付けて、部屋を2つに区切ります。

 

2つになった部屋のそれぞれに、2段ベッドから取り出した布団(マットレス)を置きベッドの代用をします。

 

それぞれの空間にラックなどを置き、子供の生活用品を置きます。

 

②LDKはこれまで通りの使い方+子供の勉強スペースを作ります。

 

衣類などが個室に移動できたことで、勉強机2つ分のスペースは確保できるでしょう。

 

※この方法では、子供らのくつろげる空間を優先しました。

 

勉強はリビングでする形になりますが、

自分の固有のスペースができることで、落ち着いた生活が出来るようになります。

狭い空間

まとめ

いかがでしたか?参考になる部分はありましたでしょうか?

 

1LDKが狭いとお困りの方には、それぞれの暮らしにおいて大切にするポイントがあると思います。

 

≪この部屋はこう使うべき≫

 

という固定概念を捨て、より暮らしやすい環境を目指し、

大胆な模様替えにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

その際に絶対して頂きたいルールがあります。

 

【スペースと収納家具などのサイズの計測】です。

 

新たに収納を購入したり、配置を変える際には、

適当にしたせいで上手く収まらず、余計に狭くなるという失敗が多くみられます。

 

そんな残念な結果にならないよう、メジャーを正しく使用し、

正確なサイズを計測して下さいね。

 

「ご自分ではどうにもならない。」と感じた方は、

プロの整理収納アドバイザーが各地におります。

 

いくつかの派閥・団体がありますが、ご自身の予算や、

インスピレーションに合った方に依頼してみるのも、ひとつの方法です。

 

狭くてストレスのたまる生活を長く続けたり、

引っ越して家賃の負担が増えたりすることを考えると、

価値のある出費ではないかとも考えられますね。

 

工夫次第で1LDKでも快適な暮らしが可能だと感じて頂けたら幸いです。

 

 

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