様々な事情で母親と同居することになった奥様、
今どんなお気持ちでしょうか?
また、同居して一年がたち、『なにやら暗雲たちこめてきた』
と感じている奥様はいらっしゃいますか?
家事のストレスはもう限界、
「何で私ばかりこんなつらい目に?!」
そうなる前に。。
流れに任せて泣きを見る前に、
家事の分担で失敗した例から学び、
より良い関係を築くために、
ある方法を役立てて頂けたらと思います。
目次
≪自分の母親と同居≫家事はどう分担する?甘えすぎて失敗パターン
家事の手が2つある上に、自分の母親が相手なら楽じゃない?
と思われますが、そんなに甘くありません。
むしろ、たくさんのストレスを抱えることになります。
自分の母親の場合は、お互いの『甘え』が
原因となるトラブルが発生します。
例を母・娘の二人の会話風にご紹介します。
母「洗濯物、雨が降ってたのにどうして取り込んでくれなかったの?」
娘「そんなの聞いてないから知らないわよ。」
母「外見たら分かるでしょ?」
娘「外見なかったのよ。」
母「ほんと気が利かないわね。」
娘「お母さんこそ、夕食の食器流しにおきっぱなしよ!」
母「コーヒー飲んだならついでに洗ってくれたらいいじゃない?」
娘「私たち今日は外食してきたんだから、
自分たちが食べたあとくらい片づけてよね。」
母「お昼は私がしたでしょう?」
娘「そんなの関係ない!」
毎日がこんな風に家事の押し付け合い。
相手の出来ていないことばかりが目につく。
そんなやりとりが繰り広げられ、イライラはお互いに募っていきます。
≪旦那の母親と同居≫家事の分担で離婚の危機に?!
愛する夫の親とはいえ、赤の他人。
育った家庭が違えば、家事のやり方も全く違います。
夫の態度次第では、妻はプライドを傷つけられ、居場所を失います。
離婚の危機に陥った家庭の、
義母・嫁・夫の三人の様子を会話風にご紹介します。
嫁「あの、お義母さん、さっき掃除機かけましたよ?」
義母「これで掃除したの?隅に埃があるわよ。
以前も言ったけど、やっぱり聞く気がないのねぇ。」
嫁「すみません。」
義母「あと、先にフライパンを洗った後にコップ洗ったでしょ?
ベタベタして洗った意味がないのよ。それも前に教えたわよね。」
嫁「すみません。」
義母「ついでに言わしてもらうけど、洗濯物はしわを伸ばして干さないと。」
夫「もういいだろ?しつこいんだよ!」
義母「しつこく言っても聞いてもらえないから仕方ないでしょ。」
夫「そんな嫌味な言い方しなくてもいいだろ。」
義母「はいはい、いつもお母さんが悪いのね。」
夫婦の寝室にて
嫁「あなた、味方してくれるのは嬉しいけど、
お義母さんを刺激するのやめてよ。
あなたがいない時にもっとひどいこと言われるから。」
夫「お前がそもそもお母さんの言うこと守らないからだろ?」
嫁「なにそれ!私が悪いの?」
夫「そうだろ?」
嫁「どっちの味方なのよ!」
夫「ほんともう、うざい。仕事で疲れてんのに、
家が落ち着かないから余計疲れる。」
嫁「私は毎日あなたの意地悪なお義母さんと一緒に過ごしてもう限界よ!」
夫「お前、ひとの親をなんだと思ってんだよ。
そんなんだから色々言われるんだろ?
お母さんもお前がちゃんとできないから、色々してくれてるんだろ?」
嫁「してくれてる?家事は分担して当たり前じゃないの?」
夫「お前が役に立たないから自分が全部してるって、お母さんもらしてたぞ。」
嫁「もういい。出ていく。」
夫「勝手にしろよ。」
いかがでしょうか。
夫がマザコン?なのか、
嫁の家事が本当に出来ていないのか?
義母が意地悪なのか?
どちらにしても、関係の修復は難しそうです。
母親と同居の家事分担バトル☆実母・義母どちらにも出来る対策☆
さて、実母・義母共に家事を上手く分担し、
揉めずにすむ方法なんてあるのでしょうか?
おすすめの方法があります。
≪カレンダー記述式・家事分担ルール作成法≫
準備するものは●大きめのカレンダーとカラーペン、大きめのホワイトボードです。
やり方はいたって簡単。
日付の下に大きめのスペースがあるカレンダーを用意します。
カレンダーとホワイトボードをリビングの壁に設置。
家族皆の見える場所が良いでしょう。
カラーペンは2色用意します。
カレンダーの近くにカラーペンを置いておきます。
自分の色と母親の色を決めます。
カレンダーの使い方は、
- 喧嘩や言い合いのあった時に
(リクエスト)としてその内容を書き込みます
- リクエストの下にされた側が自分の色で
(了解○・応相談△・不可×)をつけます
例えば、
ピンク(娘):洗濯物を一日おきに交代でしたい。~黄色(母)○
きいろ(母):自分の洗い物は自分でしてほしい。~ピンク(娘)△
ピンク(娘):掃除機はお義母さんに任せたい。~きいろ(母)×
上記のように、リクエストをその都度、記録していきます。
そして、月に一度など定期的に、
カレンダーを見てお互いに話し合います。
○の付いたものについては、ルールとして、
横のホワイトボードに書き込んでいきます。
△、×に関しては、話し合い保留にするか、
譲歩案を考えるか、です。
同じリクエストが何度かあるようなら、
重要案件として話し合いましょう。
この方法は、初めにやり方を説明し、
了承を得ることが必須です。
その際は喧嘩にならないよう、
夫にお願いして同席してもらいます。
そして、母親に同意を得るように低姿勢でお願いします。
決して喧嘩をする為ではなく、
お互いに思いやりをもつためだと説明します。
この方法の利点は、
①可視化できるため、お互いにすべきことを意識できる。
②言った、言わないの水掛け論にならない。
③定期的に話し合えるため、お互いにストレスをため込まない。
いかがでしょうか?
非常にシンプルですが、あるやり方で企業の現場でも取り入れられている方法です。
コンビニのトイレなどで『掃除記録』を見たことはありますか?
あれは、掃除すべき場所を○などで記述してチェックすることで、
やり忘れなどを防ぎ、お互いに声をかける手間を省くやり方です。
このように、記述して可視化することは、
非常に分かりやすく効果的な方法だと言えます。
同居家庭での、すべき家事の分担をルールとして
ストレスなく細かく決めていく方法として提案いたします。
まとめ
≪カレンダー記述式・家事分担ルール作成法≫は気に入っていただけましたか?
効率よく問題点を解決する方法として、大変有効な方法だと思います。
どんな間柄でも、家事の分担には些細な問題が生じることがあります。
特に女同士の場合は、お互い冷静になれ、
思うことを話し合える機会をもてることが、解決の近道ではないでしょうか。
母親との同居で、夫婦関係まで悪化しては悲しすぎます。
そんなことになる前に、この方法を試してみて下さいね。