2019年1月に、子育て中の女性100人に実施されたあるアンケート調査があります。
今回はその項目の一つに注目してみたいと思います。
「あなたは今、疲れていますか?」
この項目の結果は驚くべき数字でした。
100人中の79人、およそ80%の方が
「疲れている」と回答したのです。
「へ~そうなんだ?」と驚かなかったのは、
おそらく疲れているママだと思います。
この結果を男性陣に見せると、「
何?なんで主婦がそんなに疲れるの?」
と言い出しかねません。
パパVSママのどっちが疲れるか論争はこの際置いておいて、
母親が元気でいることは、家族みんなの幸せの基本です。
もちろん、家族皆が元気でいることが一番なのですが、
いくら健康でも、ママが疲れた顔でいると
子供は不安になりますし、夫も心配するでしょう。
≪疲れている≫≪疲れが取れない≫
そんなママたちの声に耳を傾けつつ、
改善方法をお伝えしていきたいと思います。
寝ても取れない疲れにひそむ病気とは?
さて、疲れと一言でいっても、様々な種類の疲れがあります。
- 一日中歩いて疲れた
- スマホの見すぎで疲れた
- 赤ちゃんの夜泣きで疲れた
- 夫と喧嘩して疲れた
これらは全て同じ疲れではないですよね。
何が違うか?というと、大きな違いは【疲れた場所】です。
原因はどれも異なりますが、疲れた場所と、
疲れの度合いによって、ダメージは全く違います。
そして、その疲れには病気が潜んでいることがあります。
原因と直接関係がなくて、病気に気づかないまま
放置されているケースは注意が必要です。
どんな病気も早期に発見し、適切な治療をうけることが大切です。
これから、いくつかの症状をあげます。
疲れている時によく出る症状です。
自身にあてはまるものがないか?確認してみて下さい。
- 肩こりがひどい
- 腰痛がひどい
- 目の奥が痛い
- 頭が重い
- 食欲がない
- 熱はないのに、身体がほてる
- 熱はないのに、咳や喉の痛みなどの風邪症状が治らない
- 日中に強い眠気がある
- 夜眠れない
- 集中力に欠ける
- 何を食べても美味しくない
「うわっ3つ以上あてはまるんだけど!」
という方もいるんじゃないでしょうか。
上記の症状は、どんな人も思い当たる場合が多い症状です。
原因は様々で、症状は複合してでますから、
この症状だからなんの病気です、
とは医師でないと診断できません。
ひとつ言えることは、上記の症状が複数当てはまり、
7日以上継続しているのであれば、
【病気】を疑い、病院に行くべきです。
「肩こりくらいで!」
「眠れないのは今にはじまったことじゃないから。」
そんなことを言って、忙しさを理由に病院へ行かず、
大きな病気を見逃すケースが多くあります。
診療を受ける科がいまいち良く分からなかったり、
病院に行っても「なんともない」と言われたり。
そんな事から、どんどん進行し、手遅れになる病気もあります。
【うつ病】【心臓病】【脳疾患】
この3つが主に命に関わる隠れた病気です。
診療を受ける科が分からない時は、
近隣の大学病院の『総合診療科』を受診することがお勧めです。
かかりつけの診療所があれば、
その科とは違う症状についても相談すれば、
適切な診療所を紹介してもらうことも出来ます。
健康なのに疲れがとれない?それってどうしたら改善するの?
さて、病院へ行って、様々な検査も受けました。
晴れて「なんともない」「病気を疑うものはありません」
と言われ、健康体であることが分かりました。
健康なのに≪疲れが取れない≫のだけど??
これって、何でしょう?気のせいですか?
いいえ。あなたは疲れています。
ただ、その疲れがぎりぎり『病気』に達していないだけです。
『病気』とは、現れる症状を説明することができる「名前」です。
病気としての「名前」は付かなくても、症状はあります。
その疲れによる症状がずっと長引けば、
間違いなくあなたの健康を害するでしょう。
「じゃ、どうしたらいいのよ!」
医師にも見放された【自分の疲れ】は【自分で取る】しかありません。
改善策は、どんな疲れにも共通します。
★【好きなことをしましょう】★
【睡眠】【食事】【運動】この3つがバランス良くとれていれば、まず疲れません。
疲れている人にこの3つを心がけろと言うのは野暮です。
「忙しくて寝る時間が遅い」
「ろくに3食たべられない」
「運動なんてする時間ない」
そんな私はどうしたらいいの?!
★【好きなことをしましょう】★
拍子抜けな答えかもしれませんが、これが正解です。
身体も、心も、実は正直です。
「ホントはこれがしたい!」
という心の声を無視し続けているから、変調をきたすのです。
いつも好きなことなんてして生活できないのは当たり前です。
そこをなんとか!
「一週間に1度だけ」「1時間だけ」でもいいのです。
可能な限り、少し無理をしてでも、「本当にしたい」ことをして下さい。
「一日中眠りたい」
「漫画喫茶に行きたい」
「贅沢な食事がしたい」
「美容院でヘッドズパがしたい」
なんでもいいんです。
子供がいるから?贅沢だから?
わざわざそんなことのために仕事休めない?
全て、言い訳をなくして、自分の欲求を満たすために動いて下さい。
贅沢じゃありません。あなたは愛されるべき人間で、家族の大切な柱です。
まとめ
今日も疲れが取れない・・・とぼやいている『頑張り屋さん』なママ、
そろそろ身体と心をメンテナンスするタイミングですよ。
頑張って切り詰めた食費から、少しだけ、自分の好きなことにあてましょう。
少しだけ、と言わず。
無理やりにでも、自分のしたいことをするための予算と時間を捻出しましょうよ。
頑張りすぎてあなたが倒れたら、家族はどうなりますか?
「なんとかなる?」
それならそれで、倒れる前に堂々と休みましょう。
今日の疲れは今日のうちに、が一番ですが。
たまって取れなくなった疲れには、
思いきったカンフル剤が必要かもしれません。
なんだか、旅行にでも行きたくなりましたか?
自由気ままに散財するのではなく、あくまでも計画的に。
あなたの健康と笑顔は、家族を幸せにしています。それを忘れないでくださいね。