子育てのアイデア

【子育ての苦労】この大変さはいつまで続く?!嘆くママへの処方箋

『子育ては、ながく果てしない。』

 

ふとした時に、そう感じることがあります。

愛情があるからこそ、『ずっと楽ちん』なんてあり得ません。

 

『この大変な子育ては、いつになったら楽になるだろう?』と、

ため息をつく時もあるかもしれません。

 

そんな時に、試していただきたい処方箋があります。

処方箋といっても、お医者さんが処方してくれるお薬ではありません。

 

自分が、自分自身にほどこすことのできるいくつかの方法です。

これから、簡易な自己カウンセリングをしてもらいます。

 

『子育ての果てしない苦労』を嘆いている方は、ぜひ役立ててみて下さい。

さて。子育てが落ち着いたと感じるのは、人それぞれ違います。

 

あなたが落ち着いたと感じられるタイミングはいつでしょう?

 

子育ての区切りとなる節目と、(落ち着いたと感じられる理由)を、

早い順に記しました。

 

1 小学生にあがったら

運動会

幼児までの四六時中ついていなければならない状況に比べると、

就学することで親子分離時間が長くなり、ずいぶん楽になります。

 

2 中学生にあがったら

一人で留守番や外出ができるようになり、習い事も自力で行くようになると、いよいよ手が離れたと感じられます。

 

3 高校生にあがったら

日常生活においては、親が干渉する必要がほとんどなくなります。

 

4 大学生にあがったら

下宿、実家暮らしどちらにおいても、大人と遜色ありません。

アルバイトなどもするようになり、自分のことは自分でできるようになります。

 

5 就職したら

経済的にも自立し、家を離れることも可能です。

 

6 結婚したら

家庭をもち、完全に自立します。

 

読んでいて、『そんな訳ない!』と腹がたちませんでしたか?

 

実はこの7つのタイミングに、『子育てが楽になった』

と感じることは、とてもレアなケースです。

 

【リアルな家庭での】子育ての大変さについて、これからお話したいと思います。

 

子供の年齢による大変さの変化とは?

やじろべー

大きな節目である成人までは子供として、

子育ての大変さを書き出していきますので、

ご自身の状況がどの欄にあてはまるか?チェックしてみて下さい。

子供の成長はそれぞれ違いますので、必ずしも年齢=ではありません。

 

今回はよく言われる『いやいや期』などの言葉を使わず、

『あるある』と頷けるシチュエーションを記しました。

 

A●0~2歳

0歳*新生児は、昼夜の区別なく授乳ミルク・おむつ・機嫌により泣きます。

ママはまともに睡眠すれとれません。

お風呂は自分を洗う余裕すらありません。

自分の美容ケアなど夢の又夢。

 

赤ちゃん連れの他のママがお洒落に気を遣っているのを感じると、

『子育てより自分を優先してるんじゃない?』と軽蔑してしまう。

 

1歳*泣くばかりのころと比べ、動きまわるため、一瞬も目が離せません。

怪我をする危険から守るためにいつも気を張っています。

スーパーなどで食材を選ぶのに集中した瞬間に姿を消すこともあります。

 

世話に必要なものが多く、遊びに連れて行くと帰る頃は疲れて寝るので、

抱っこして大荷物を抱えて長距離移動は日常。

 

2歳*自我が強くなり、何でも自分でしたがります。

着替えや食事、お手伝いなども積極的に自分でしようとしますが、

とても時間がかかるため、日々のスケジュールはめちゃめちゃになります。

 

成長のためと口をださず見守りたいところですが、

どうしてもイライラしてしまします。

 

ママが手伝うと、ところ構わず大泣きし、

怒って手が付けられなくなるので、

外出中にまわりの迷惑になることもあります。

 

B●3~5歳

3歳*少しずつ出来る事が増えてきて、さらにややこしさは増します。

 

抱っこするには重いので、どんな時も子供の歩くスピードに

合わせなければなりません。

 

1分で済む買い物に10分時間を要することも。

 

4歳*幼稚園・保育所などで活発すぎる

お友達に怪我をさせたり、おもちゃの取り合い、

仲間外れ、などのトラブルが多くなります。

 

親のコミュニティでも役員をしたり、密なお付き合いを要求されたり、

親子共に人間関係が複雑になります。

 

5歳*就学準備。

平仮名や数字の読み書きができるように、というのは常識です。

勉強らしきことを嫌がる子には焦りを感じます。

 

時計が読めることなども個人差が大きく、

周りの子供とわが子を比べ、焦ったりイライラしたりします。

 

習い事も悩みの種で、何を習わせるか?続けるのか?

習い事の費用の負担もばかになりません。

 

C●6~8歳

6・7歳*子供が就学したタイミング。

再就職やパートなどで共働きをはじめると、今まで以上に時間がなくなります。

 

子供の勉強のサポートは、心身共に大きな負担となります。

お友達とのトラブルも絶えません。

 

学校でストレスを感じてしまう子供は、心が不安定になり、

家庭で問題のある態度も目立ちます。

 

8歳*わが子が勉強で遅れをとっていると感じることが出てきます。

日常的にゲームやタブレットに夢中になったりします。

放っておくこともできますが、その影響は成績や問題行動に直結します。

 

D●9~12歳

9・10歳*女子は仲間外れなどのトラブルが多発します。

親に相談せず、ただイライラをぶつけてくることもあるため、

親子間でも摩擦が生じます。

 

男子は学校で不真面目なタイプが多く、

先生からおしかりを受けることが増えてきます。

宿題や提出物の管理をするのにかなりの神経をつかいます。

 

11・12歳*異性に興味がでてくるころです。

最近はネットなどで多くの情報が閲覧できるため、

性教育などを学校に任せているのが不十分だと感じることもあります。

 

女の子は自分がどう見られるかを気にするようになり、

身だしなみを必要以上に気にします。

 

中学受験者は勉強の大詰めです。親子ともに大きなストレスを感じます。

 

E●13~15歳

13歳*親のことを毛嫌いしたり、反抗したり、手が付けられなくなることがあります。

 

14歳*深刻ないじめに巻き込まれることがあります。

不登校になるのもこの時期が一番多いといわれています。

 

15歳*高校受験で、親子ともに精神的に追い詰められることがあります。

男子は口数が少なくなり、何を考えているのか分からなくて、

接し方に迷いがでます。

 

F●16~18歳

16・17歳*高校受験が終わった解放感で、遊びに夢中になります。

 

放課後に繁華街にでかけるようになり、

親の目が届かないところで何をしているのか心配が絶えません。

 

男女交際があるのは普通の成長で、それ以外が見えなくなることがあります。

 

勉強への取り組み方に差が出てきて、遅れを取り戻したり、

さらに上を目指すための、塾などの多額の費用が必要になります。

 

18歳*進路の決定。

親子のコミュニケーションが必要ですが、関係が良好でない場合、

子供の将来について焦り、喧嘩も絶えなくなります。

 

G●19~21歳

19歳*大学・就職。

どちらの道に進んでも、まだ危うい年頃です。

環境によっては子供が何をしているのか分からず、とても心配です。

 

20・21歳*アルバイトや就職により自分で管理するお金ができる。

生活の自由度はさらに増します。

そのため詐欺などに合うこともしばしばみられ、

親が管理していない分取り返しのつかない問題が生じることがあります。

 

大変さの種類別・賢い対処法とは?

悩む

ここまでにA~Gまで年齢別の親の大変さを記しましたが、

頷ける部分はありましたか?

 

現在Aの段階の方、え?そんな年齢まで大変なの?

と、果てしなさを感じぞっとしませんでしたか?

 

それでは、お待たせしました。

子育ての大変さに立ち向かう『処方箋』について、

お伝えたいと思います。

 

今からいくつかの処方を記します。

 

最後にそれを組み合わせたあなたにぴったりの処方箋をつくりましょう。

チェックリスト

★すべきことリスト★

 

①頼れるところをつくる

 

②すべきことをリストアップする

 

③軽い気晴らしをする

 

④打ち込める趣味・仕事に目を向ける

 

⑤子どもの話を聞く

 

⑦第三者に間に入ってもらう

 

⑧家の経済状況を子供に話す

 

⑨ルールを作る(同時にペナルティやご褒美も決める)

 

⑩子供の教育方針を家庭で話し合う

 

⑪プロのカウンセリングを受ける

 

①~⑪までの項目が、子育てを楽にするためにすべきことです。

 

それを行うタイミングと、やり方は人それぞれです。

 

今から処方の例えを記ますので、参考にして下さい。

 

A●0~2歳

子供は2歳。もう自分で何でもしたがるし、

癇癪は起こすし、手がつけられず、家にこもることが多くなりました。

 

友達とも疎遠になり、最後に旦那意外と口を聞いたのは

いつかもわかりません。

 

★処方①③⑪

 

実家や兄弟姉妹、ママ友などの頼れる相手が無い場合は、

一人で家にこもりがちです。

 

子供にもママのストレスが伝わり、

いよいよややこしさは増します。

 

①頼るところは、一時保育がお勧めです。

 

1時間500円~800円ほどで預かってもらえるところはたくさんあります。

 

最近では、単発で時間契約できる安価な保育マッチングアプリなどがあります。

 

出先などに出張で来てもらい1時間1000円が相場です。

 

そういうものを利用するのは悪いことではありません。

 

ストレスでお菓子を買いあさることなどをやめ、

休息のためにお金を使ってみて下さい。

 

③育児に追われ、独身時代に好きだった趣味などから遠のいていませんか。

 

身体を動かすことが好きなら、ジム通いは無理でも、

ママサークルなどで子連れでできるヨガなどがあり、

一回500円~1000円程が相場です。

 

また、美容院でヘッドスパやネイルサロン、エステなど、

贅沢すぎると感じる趣味も、月に一度くらいの頻度で行くべきです。

 

子供を一時保育などに預けて、施術費込みで10,000円ほどでしょうか?

なんとか捻出できるよう、家計を工面しましょう。

 

その分貯金の積み立てが減るかもしれませんが、

自分が心や体を病んでしまったら、それどころではない支出になります。

 

⑪精神科に足を運ぶ、SNSで人気の

子育てカウンセラーのところへ行ってみる、

公共の子育て支援センターで

カウンセリングを受ける、など様々な方法があります。

 

自分が『育児ノイローゼ』だと仮定して、

自覚がなくともメンテナンスをするのに早すぎることはありません。

 

B●3~5歳

幼稚園で問題ばかりおこす息子に困り果てています。

 

ヤンチャでどこででも剣のおもちゃを振り回すし、

塾へ行かせても宿題をさせるにも一苦労。

 

外遊びをさせないと、夜に寝てくれないので、公園をはしごする日々。

 

追い掛け回すのに足腰は悲鳴をあげ、

幼稚園の気の合わないママ友とのお付き合いも辛いです。

 

★処方⑤⑨⑩⑪

 

公園はしごで体力を奪われるこの時期は、

辛いですが自分の趣味などは諦めて下さい。

 

今は子供の性格が形成される大切な時期で、

今後の育児の大変さに関わる岐路です。

 

⑤子供は子供で考えが既にあります。

乱暴は悪いことだと認識していないかもしれません。

 

子供がどんな感覚でその問題行動をしているのか、

普段から良く話しかけ、怒らずに話を聞き、

コミュニケーションをとり、子供を理解するよう努めて下さい。

 

⑨⑪ペナルティ・ご褒美はすぐに慣れます。

 

様子をみて、効果がなくなる前に変化をもたせてください。

 

モノでつるのは悪いこととする教育もありますが、

子供の性格によります。

 

出来ればモノではなく、

『ママに愛されていると感じる何か』を

ご褒美にしたいところです。

 

ペナルティは本当に子供がキツイと感じるものにして下さい。

 

『ご飯抜き』も度を過ぎなければアリです。

 

世間の評判を気にして優しくしすぎることは

いつか、自分の首を絞めます。

 

万が一虐待かも?とならないように、

自分で歯止めが利かなくなる前に

カウンセリングで相談をして下さい。

 

⑩子供の教育方針について、出来るだけ細かく、

月に一度はパパと相談しましょう。

 

決して面倒くさがらず、必ず。

 

大事なことは、『議事録』を取って下さい。

記述ではなく録音で構いません。

 

自分たちの考えの変化・振り返りのためにとても役にたちます。

 

C●6~8歳

小学校入学と再就職しました。

子供を学童保育に預け、仕事が終わるとすぐにお迎えに行き、

バタバタと買い物と家事を澄ますと20時頃です。

 

子供の宿題をチェックしたら、全然できていない。

周りは塾などに行かせていて出来る子ばかり。

 

自分が働いているせいで

子供の教育がおろそかになっていることを気に病みつつ、

家計が苦しくて仕事を辞める選択肢はありません。

 

どうすればいいか?実家も遠く、頼る相手はいません。

 

処方箋②④⑧⑩

 

まずは②、自分が出来ていないと思う、すべきことをリストアップ。

 

つぎに⑩、パパとそのリストについてどうすべきか?

今後の教育の方針を話し合います。

 

リストを実行するためにパパに協力してもらえることを考え、

夫婦で取り組みましょう。

 

解決不可能な問題は、後回しでいいです。

今は一旦諦め、可能な他の方法や頑張るタイミングを決めましょう。

 

次に⑧、子供にお金の話をすることを嫌う方は多いですが、

小さいうちに経済観念をつけるには、

家庭の収入や支出について話すのが一番です。

 

その際、具体的な金額を言う必要はありません。

子供に分かりやすい金額で例え、その比率を教えましょう。

 

その上で、ママが働く必要性を理解させます。

子供は賢いもので、理解すると、自分のことを自分でする自主性が育ち、

驚くほど成長します。

 

そうして子供にママが仕事をする意義について理解してもらったら、

後は④自分は自分の仕事に全力で打ち込みましょう。

 

もし仕事をしていなくて、趣味に打ち込みたいときは、

子供にそう話して理解してもらいましょう。

 

子供だからと無理やり押し付けず、

ママにも息抜きが必要で、協力して欲しいと素直に伝えるべきです。

 

さて、ここまでの例で、出てきていないのは

⑦の第三者に入ってもらう だけです。

 

年齢が上がるにつれ、

親をうとましく感じる時期にさしかかり、

長く続くことがあります。

 

そんな時には第三者の助けが有効です。

 

子供は、反抗期には意外と親以外の大人の言葉に耳を傾ける傾向があります。

 

その相手が悪いと、非行に走ったり、

将来の夢を諦めてしまったり、悪影響が出てしまします。

 

親が将来のために『レールを引く』ことは、

なんだか悪いイメージがありますが、

それは偏ったやり方をした場合の摩擦からきています。

 

『レール』とは、特定の職業につくために

親の決めた大学に行かせるようなことではありません。

 

子供が将来困らないよう、将来の選択肢が増えるよう、

どう動けばいいのかを示し、自分のために挑戦する手助けをすることです。

 

何らかの形でそれをしている家庭の子供は、

生涯年収が高くなり、幸福だと感じる割合が増える傾向にあります。

 

しかし、それを行うには信頼関係がないと難しくなります。

 

辛い勉強を、親をうとましく思う気持ちを理由に

さぼったりすることは、本当に残念です。

 

そんな時、どのように第三者の助けをかりるのでしょうか?

 

例えば、『家庭教師』を雇う手があります。

 

勉強をみてもらうのはもちろん、

『将来の進路を決める考え方』や、

『就職の難しさ』『社会のしくみ』などの指針を、

さりげなく示してもらうのです。

 

普通に家庭教師を派遣してもらうだけでは、

そんな奇跡のような巡りあわせの先生には出会えません。

 

様々な派遣会社を通して、親が『先生』を面接します。

 

普通は『無料体験授業』ですが、

派遣会社や家庭教師専門塾に理由を説明し、

『無料体験授業』にあてる時間を、

担当する先生との『面談』にあてさせてもらいます。

 

その前に、理想の先生像は持っておきましょう。

 

『○○大学卒の25歳女性』などを決めたら、

その希望を相手方に伝え、マッチングしてもらいます。

 

大抵のところでは複数の先生をかかえているので、

事前に『選ぶ』ことが可能です。

 

理想とする条件の先生に面談をし、

『希望する将来に対するイメージの植え付け』が

可能かどうかを話し合います。

 

『授業の休憩を普通なら5分のところを15分にしてもらい、

その間の雑談で何気なく指南してもらう』

 

などの具体的な方法も決め、その為の費用なども相談します。

 

その先生と相性が合えば、理想の『第三者』

として機能してくれることでしょう。

 

この方法以外にも、親戚のお兄ちゃんや、

はたまた子供の『年上の恋人』が理想の第三者となるように、

『依頼』することもできると思います。

 

その際は、くれぐれもそうした水面下の動きを

子供に悟られないようにして下さい。

 

具体例な処方箋はDまでしか出しませんでしたが、

上記の①~⑪を組み合わせて、

自身の子供にあてはめた処方を考え、実行してみて下さい。

 

賢い対処法で、一刻も早く【大変な子育て】から脱却しましょう。

 

まとめ

さて、ぴったりの処方箋が見つかったでしょうか?

 

子育ては、本当に大変です。

その分、大きな喜びがあります。

 

子供との信頼関係を大切に、

一緒に成長するイメージを持って、挑んでいきましょう。

 

煮詰まったら、休憩を。煮詰まる前に、対策を。

 

処方箋を考える時は、実行できるよう、

しっかりイメージを持ってくださいね。

 

そうすれば、きっとうまくいきます。

 

あなたの【子育ての苦労】が、

【子供と一緒に成長する幸せ】に

変わることをお祈りいたします。

空を見上げる女性

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