子育てのアイデア

【子育てに疲れたら】誰も教えてくれなかった叱り方でママが楽になる方法

あなたが子育てで、一番疲れる瞬間ってどんな時ですか?

 

子供の年齢や兄弟の有無で、子育ての辛さは様々だと思います。

 

日々の家事に加えて、思いどおりにならない子育て。旦那の帰りは遅い。

 

ほとほと疲れて、泣きそうになることはありませんか?

 

食事の世話や掃除洗濯は、比較的自分のペースで行うことができます。

 

一番つらいのは、子供を叱るときかもしれません。

 

「叱る」ことは、「怒りをぶつける」こととは意味合いがちがいます。

 

どんなに腹がたっていようが、≪子供のためを思って、正しいことを教える≫という、親に求められる試練のような、

教育の素人にはハードルの高すぎる仕事・・・それが「叱る」ということです。

 

何で「叱る」ことがこんなに疲れるのか?その原因と、叱ることが楽になる方法をお伝えしますね。

 

「叱る」と「怒る」の違いは?どうしてこんなに疲れるの?

いじける子ども

怒ると人間は疲れます。とてもたくさんのエネルギーを消耗しますよね。

 

腹が立って感情が高ぶり、どうしようもなくなる。

 

そんな時は、その相手や誰かに怒りをぶつけることで、多少なりともすっきりします。

 

無理に感情を抑えて怒りを心にためこむと、そのうちたまらず爆発してしまいますよね。

 

怒りは感じた瞬間に放出してしまう方が楽なんです。

 

怒らずにすむような穏やかな生活をおくれたらそれに越したことはないのかもしれませんが、子育てをする家庭でそんなことありえませんよね。

 

怒ることはそんなに難しくありません。

 

感情を好きにぶつけるだけですから。

 

「まじでむかつく!」「はぁ?ありえないんだけど!」「なにそれ、最低!」「馬鹿!」

 

どんな言葉をはくのも自由です。

 

子育て中の親が、子供に思いのまま「怒る」ことはNGですよね。

 

人気の子育て本や流行の子育てメソッドには、子供を叱る方法を説くものがたくさんあります。

 

「叱る」教育。「叱らない」教育。「褒めて伸ばす」教育。

 

色々あって「叱る」って何?もう訳が分からない、という感想をもってしまいます。

 

一言でいってしまうと≪「叱る」ことは、「叱られることをしているよ」と子供に伝えること≫です。

 

「叱る」方法が色々論じられているのは、子供に伝える際に、どんな言葉をかけるのか?どんな態度でのぞむのか?その違いだけです。

 

母親に向けて書かれた最近の子育ての本では、一様に「叱らない」方法や「優しく叱る」方法を教えています。

 

ドメスティックバイオレンスという言葉が流行った時期から?というイメージがありますが、親や学校が子供に暴力や暴言を使うことは「悪」として認識されていますねよね

 

その昔には「しつけ」という教育方法で子供をきびしく「叱る」ことが良しとされていたのに、今は全く逆なのです。

 

どちらが「正しい」とか「間違っている」ということは今は問題ではありません。

 

少なくとも、現代は「叱る」ことに様々な「制限」があるのです。

 

世間や親族、ママ友たち、まわりの環境すべてに監視されているような窮屈な状態で『うまく叱る』ことを要求されています。

 

叱らなければならない状況は、ほとんどの場合「怒りを伴う」状況です。

 

分かりやすく言うと、最近の母親は、

 

【怒っている状況で、「叱る」ために感情を制御する】ことを求められているんです。

 

怒りをためるのは、本当に疲れます。ましてや、世間に「いいね」と言われる「叱り」という教育を、怒りをためつつ考え、実行しなければいけません。

 

その上、必死の思いで「叱る」ことで、子供が悪いことをやめたり、ものごとがうまくいとは限らないのです。

 

疲れるのは、当たり前ですよね。もうへとへとですよね。

 

まずは、そんなに疲れながら、よく毎日頑張っているよ!と自分をほめて下さい。

 

自分に誇りをもって下さい。

 

この記事を読んで、少しでも子育てを楽に感じてくれたらいいなと思います。

 

よくあるきれいごとと、リアルな家庭のイライラ現場

ここからは、

  • よくあるきれいごと

(イライラ現場での怒りツッコミ)

 

の順序で紹介していきたいと思います。

 

1●危険・迷惑なことをした際は、はっきりとした口調で、優しくやめるように促す。

 

(病院で走り回ったりする子供が、ちょっとやそっとの促しでやめないよね!優しく言ってやめるような子は、はじめから走りまわらないって!)

 

2●子供の自主性を伸ばすために、「早くしなさい」は使わない。

 

(朝食に1時間かかる娘。幼稚園のバスにいつも間に合わない。私も仕事があるのに。好きなものだからパクパク食べるわけじゃないし、テレビを見せながら食べてることもない。ただただ、のんびり食べる。「早く食べて!」以外の言葉があります?!)

 

3●お友達と喧嘩した時は、子供の自尊心を傷つけないように、その場では叱らずに後で言い聞かせる。

 

(子供が友達とおもちゃの取り合いで大ゲンカ。見ていたら、完全にうちの子が一人占めしてる。「かしてあげて」と優しく声をかけるがきかない。お友達のお母さんが見てる前で、叱らないでいられる神経はありません!)

 

きれいごとの言いたいことも分かります。が、怒りツッコミには共感の嵐です。

 

教科書通りにいかないのが子育て。お母さんのイライラした心の叫びが聞こえてきそうです。

 

こんな叱り方もありなんだ?!子育てが楽になる叱り方とは?

微笑む母と子

 

「いい母親でいよう」「子供のために完璧な教育方法を学ぼう」「子供をいつも愛情で包もう」

 

分娩室から出てきた新米の母親は、みんなこう思います。

 

もちろん、産院を退院しても、そう思っています。

 

子供が大きくなって、「なんであんたは言う事聞かないの?」と怒りで顔を真っ赤にしているお母さんも、同じように思っています。

 

ただ違うところは、どこか余裕がないんです。

 

余裕な顔で、いつも上手になんて叱れません。

 

心にも、時間にも、経済的にも、どんな時も余裕があれば、何も困る事ありません。

 

しょうがないじゃないですか。

 

イライラする女性のサイクルがあるんです。

 

急いでる朝もあるんです。

 

何でも買えるわけじゃないんです。

 

人間なんだから、腹が立つんです。

 

いつもいつも、仏の顔でなんて、いられません。

 

冷静に、子供の目線で?

 

なにそれ。

 

誰が決めたの?母親が完璧じゃないといけないって。

 

思い切って【ぶれない】【完璧な】子育てから解放されませんか?

100点のテスト

提案★≪自分の素直な感情を、子供にそのまま伝えよう≫★

 

子供を、子供。自分を、母親。

 

そんな役割から解放しませんか?

 

人間と人間。少し歳が違うだけ。そんな関係で「話し」をしませんか。

 

そう、旦那さんと会話をするように、「こうして欲しい」「自分はこう思う」

 

そんな態度で挑んでみませんか。

 

例えば、5歳の娘が朝の忙しい時になかなか着替えをしない時。

 

「着替えなくちゃ幼稚園のバスがきちゃうよ?自分で着替えられたらすごいね!」

 

なんて励まさなくていいんです。

 

「あのさ、着替えないとバス来るけど?どうするの?ママは仕事行くから、そのままパジャマでいられたら、無理やり着替えさせるか、そのままバスに放り込むかするしかないんだけど?」

 

て、イライラしながら言ってみましょう。

 

怖い顔でおどす必要はないんです。普通に。旦那がパジャマでダダをこねてると思って。

 

例えば、12歳の息子が、いつも宿題をしなくて学校の先生から電話がかかってきた後に。

 

自分が仕事で宿題をみてあげられないからだ、と自分を責めなくていいんです。

 

「宿題をするのは、自分の将来のためなのよ。お母さんも頑張るから、あなたも自分のためにするべきことをしようよ?」

 

なんて、聖母のような顔で言わなくていいんです。

 

「まじで、先生から電話くるとか、恥かかせてんじゃねーよ。

お母さんが宿題したかどうか確認してなかったのも、悪い。

それは謝る。もっとみてあげたいし、今後そう努力しようと思う。

でもさ、宿題をするのもしないのも、あんたの問題だから。

お母さんは責任もてないんだわ。

先生には謝っといたから、あとどうするのかは自分で考えな!」

 

とか。思ったことをそのままぶつけたらいいんです。

 

「お前、まじで馬鹿じゃない?このままじゃ将来何にもなれないよ?」

 

でも良いです。何でもいっちゃいましょうよ。

 

ただ、あんまりひどいことを言ったり、間違ったことを言ったな、と自覚したら。

 

必ず、心から謝る。人間として対話をして下さい。

 

子供だからって、親という立場をかさにきて偉そうにするのは、違います。

 

怒りにまかせて言い過ぎたら、きちんとそれを伝えて、親として間違えたことを伝えましょう。

 

親だって間違えます。

 

当たり前です。

 

それを取り繕うのではなく、ありのままで、愛情と思いやりをもって接していれば、子供はまっすぐ育ちます。

 

【ぶれない】なんて、おかしいです。心は変わることもあるし、考えも変わります。それが自然だし、成長でもあります。

 

そんな、自然にまかせたコミュニケーションの「叱り方」もありじゃないでしょうか?

 

この方法で、「叱る」辛さから解放されたら、子育てにも余裕がでるのではないでしょうか。

 

まとめ

★誰も教えてくれなかった叱り方★はいかがでしたか?

 

なんてことはない、普通の方法だったかもしれません。

 

「叱る」ことを特別な苦行のように感じてしまっている子育てに疲れたお母さん。

 

≪一生懸命すぎる≫≪真面目≫な自分をほめてあげましょう。

 

そして、子供を特別に扱うのではなく、あくまでも「人」として尊重する。

 

思いやりと愛情があれば、かならずうまくいくと思います。

 

もちろん、この方法は「お父さん」や「おばあちゃん」にも当てはまります。

 

「教育」を難しく考えすぎてやりすぎたり、偏った方法で子供や自分自身にも負担をかけては「教えて」「育てる」ではありません。

 

駄目なことはダメ、嫌なことはイヤ。

 

【自分の意見がはっきり伝えられる】

 

そんな姿を見せることが、実は大切なんじゃないかな。

 

こんな考え方もあると知って、少しでも子育てが楽しくなってくれる人がいれば幸いです。

母に甘える子ども

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