ふとした疑問

花の漢字が難しいのはなぜか?かっこいいけど読めない・・

 

通勤中や隙間時間などに小説を読むのがささやかな楽しみなのですが、たまに難読漢字が出てきてウッとなってしまうことがあります。それが大抵なぜか花の名前に多いんですよね…。花の名前にあてられている漢字って難しくないですか?なんであんなに難しいの?

読みにくい花の名前!知らなかった・・読めなかった花の漢字たち

躑躅の写真

難読漢字の花の名前を紹介します。さて、読めるでしょうか?

風信子

「ヒヤシンス」。

ふうしんし、ふうしんす、ふぅいしんす、ふぃあしんす、ヒアシンス…。ちょっと苦しい?でも音の当て字なのはわかりますね。

「躑躅」

これ、私は最初「蟷螂」と誤読しました(実話)。カマキリ。そもそも虫やないかーい。正解は「ツツジ」です。

中国でついた名「躑躅=テキチョク」が日本に渡り、和名の「ツツジ」を当てて読むことになったようです。躑躅=テキチョクはどちらも足へんの字ですね。「行きつ戻りつ、行き迷ってしまう」という意味です。人が思わず足を止めたり、行き過ぎてからもっとよく見ようと戻ってくるほど美しい花、という意味が込められているのでしょう。

「雛罌粟」

「ひなげし」。「ひな」まではギリギリ読める気がします。ケシは「芥子」までは見たことがある人も多いのではないでしょうか?私自身「罌粟」で「ケシ」と読むのは初めて見たので面食らいました。

「木瓜」

キウリと書いて、「ボケ」。果実が瓜に似ていることから木瓜と書かれて「モッケ」「モケ」などと読んだのが少しずつ変化してボケという名になり、感じはそのまま残ったということのようです。名前は何ですが、バラの仲間なだけあって、本当に綺麗な花が咲きますよね。

「洎夫藍」

サフラン。泪かと思ったら洎。泊でもなく洎。なんて読むんだろうと思ったのですが「キ」とか「ギ」と読む漢字のようで、なぜサフランに当てられたのかちょっとよくわかりませんでした…。昔は違ったのかしらん。「夫藍」はフランと読めますね。

どうして花の漢字はカタカナ表記もするのか?

ところで花の名前はカタカナ表記も多く見られますよね。これもなぜなのか調べてみました。

 

答えは「国から決められている」、です!

 

漢字やひらがなで書く場合は国語表現、正式和名の学術的表記はカタカナで!という風に国から決められているのです。これは植物に限ったことではなく、生物学全般において(動物や昆虫、魚、その他もろもろ)決められているそうです。確かに図鑑などではカタカナ表記ですね。

 

以上、花の名前の難読漢字をご紹介しました。いや〜読めないけど、面白い。当て字ばかりでもないんですね。これからは漢字の意味にも思いを馳せながら花の名前を読みたいです。

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