やっとのことでおかずをテーブルにならべて「さあ食べよう!」。
そのタイミングで炊飯器を開けたら中が米と水で、膝から崩れ落ちた主婦です、こんにちは。
仕事帰りで口から魂が抜けるぐらい疲れてる時に限って、こういうことが…。
今から炊いたら1時間近くかかるしどうしよう、なんて疲れも倍増しちゃいます。
そんな時の救世主が「冷凍ご飯」!
電子レンジを使ったベストな解凍時間はズバリこの通り。
茶碗1杯=3分!
これは600Wの場合です。500Wならだいたい3分30秒程度。1人1膳ずつ家族4人分解凍しても12分〜15分程度でほかほかご飯が用意できちゃいますね。
ご飯をまとめて炊いて冷凍しておけば、大ピンチの時でも数分でほかほかご飯が食べられます。
(折角なのでさっきのお米と水は、朝炊き上がるようにタイマーかけときましょうかね…)
ご飯の解凍はラップのまま。包み方にもテクがある
冷凍ご飯を美味しく解凍したい。そのポイントになるのは「水分」と「温度むら」です。
ご飯の美味しさは水分に左右されるので、「いかに水分を逃さないか」が大切!
また、「温度を均一にしっかり上げる」こともとても大切です。
お米は生米の状態だとでんぷんが「βでんぷん」と言って、ブドウ糖の分子ががっつり組み合った状態になっています。
それが、炊くことで分子の組み合いが緩み、隙間に水分が入って、ふっくらモチモチした状態になります。
これが「αでんぷん化」です。
ご飯は温度を下げるとまたβ化して水分を締め出してしまうので、美味しくなくなります。
そのため、食べる前には再度しっかりと温度を上げてα化させることが必要になります。
そこで、まずご飯を包むときに気をつけたいところは
①均一に平らにする(=温度むらを防ぐため)
②ぴっちりと包んで水分が逃げないようにする(=水分を逃さないため)
という、この二つです。
解凍の時もラップのまま電子レンジにかけます。
さらに、保存用のご飯にするなら断然「炊きたてを包む」のがオススメです。
炊きたての美味しい状態をすぐに包んで冷凍しておくことで、食べる時にふっくらモチモチの炊きたてご飯状態でいただけるんです!
冷凍ご飯をおいしくいただく理想のレンジワット数
先ほど、冷凍ご飯を美味しく温めるのに600Wで1分、500Wでは1分半とご紹介しました。
でも今ってパワフルな電子レンジも色々出ていますよね。
もしかしたら「これがベスト!」というワット数はあるのかな?と思い、念のため調べてみました。
ざっと見てみたところ、800Wや900Wで短時間温めの方法もあるようです。ただし温度むらができるので、1分ほどで混ぜてまた短時間チンするという作業をしているみたい。
でも500Wや600Wで温める方法を取っている方々の情報では「途中で混ぜかえす」というプロセスは出てきません。ひたすら電子レンジに呼ばれるのを待っています。
速さを追求したければ、高ワットで混ぜる一手間をプラス。ズボラを極めたい人は500〜600Wでのんびり待つ。これはもうお好みでいいと思います。
ちなみに私は500Wで3分半派です!むらなく温まって美味しい気がします。
まとめ
いかがでしたか?冷凍ご飯についてのお話でした。まとめると
・冷凍ご飯は炊きたてご飯を包んで作る
・平らに包む
・ぴったりとラップで包む
・ラップのまま解凍
・お茶碗1杯 600Wで3分 または 500Wで3分半
がおすすめということになりました。
炊飯器で保温しておくよりも、炊きたてですぐに包んで冷凍する方が電気代の節約になるという情報もありましたので、そういう意味でも実践の価値ありですね。