歯の健康は大事ですね。
以前に比べると子どもの虫歯は、格段に減ったそうです。
これは正しい歯磨きの習慣が広まったことが理由ということです。
「歯磨きは1日3回、食後3分以内に、3分間磨きましょう」と言われましたが、
日本人の歯磨きの平均は、1日2回で、1回当たり1分~3分です。
ある男性は歯医者さんに歯垢が多いから丁寧に歯磨きをしなさいと言われ、毎朝鏡を見ながら、15分以上歯磨きに精を出しています。
ある中学生は歯ブラシを口にくわえかと思うと30秒もしないうちに終了です。
丁寧に磨くと言っても、どれぐらい磨けばいいのか?食後すぐがいいのか?1日に3回が理想的なのか?
いろいろな歯医者さんのご意見を参考に考えてみました。
歯磨きは食後いつするのが(何分後)ベストか検証してみた!
食後すぐに
私が診てもらっている歯医者さんは、食後すぐに歯磨きをするのがいいとおっしゃっています。
食後30分以内に、食べかすを取り除けば、食べかすから出る酸が歯を傷めることを防げるからです。
食後30分経ってから
でも、食後すぐに歯磨きをすると、歯のエナメル質が削れるので、食後30分経ってからの方が良いという意見もあります。
食べ物に含まれる糖をエサにして歯の隙間にいる細菌が口の中を酸性にし、歯が溶けやすい状態になるのだそうです。
この時歯磨きをすると歯が傷む可能性があるので、食後30分経って口の中がアルカリ性になるまで待つのが良いということなのですね。
どちらが良いかは歯の状態によるようです。
歯を覆うエナメル質が溶け出しやすい人は、食後すぐの歯磨きで歯がすり減る可能性があるのです。
これを酸触症と言いますが、そういう人は30分後の歯磨きがいいわけです。
いずれにしても、食後に歯磨きをする方が良いのはまちがいないですね。
忙しい現代人が食後30分後に歯磨きをするのは、返って難しいかもしれません。
仕事に取りかかっているかもしれないし、夢中になることもありますね。
そうなると歯磨きは忘れてしまうかもしれません。食後すぐに歯磨きをする方が確実と言えるでしょう。
歯磨きの時間は長いとそれだけ効果があるのか?デメリットはないの?
15分以上磨く人と30秒の人はどう見ても、15分以上磨くほうがきれいになりそうですよね。
でも長く磨くほうが断然良いということにもならないのです。
歯のエナメル質は長く磨くと削れたり、傷がつくことがあります。
また歯茎も傷むこともあるそうです。
お子さんの歯磨きでも、保護者の方が力を入れてゴシゴシ磨くと、エナメル質に悪影響が出ます。
虫歯予防のつもりが返って歯を傷めるようでは困りますね。
歯ブラシを1本の歯に当てて10~20回磨くのがちょうど良いのです。
基本は3分ぐらいですが、むやみに長時間磨く必要はないわけです。
できれば1日に3回磨くのがいいですね。
1日に1回、念入りに磨くならば、朝晩の2回でも大丈夫です。
上手な歯磨きで歯をいつまでも良い状態にしておきたいものです。
まとめ
歯磨きは歯の健康のために重要です。
できれば1日3回、少なくても2回は歯磨きをしましょう。
食後すぐにが基本ですが、歯の状態によっては食後30分後がいいこともあります。
歯磨きは歯1本に10から20回ブラッシングするのが基本で、3分以上かかります。
長すぎる歯磨きは歯を傷める可能性があるので、気を付けましょう。