掃除のアイデア

★妊婦さん必見★お風呂掃除は危険?!安全な掃除のやり方教えます!

赤ちゃんを授かった喜びもつかの間、辛い悪阻を乗り越えて、妊娠5ケ月。

 

そろそろ安定期に入り、お腹もふくらんできたころでしょうか?

 

ふくらんだお腹は、赤ちゃんが成長していると思うと愛おしくてしかたがなく、ひっきりなしに撫ででしまいます。

 

服のお腹の部分に毛玉ができることでさえ、赤ちゃんの存在を感じ、嬉しくなるものです。

 

そんな妊婦さんに知っていただきたいのが、『安全なお風呂掃除のやり方』です。

 

この記事を妊婦さんとご家族の皆さんの幸せな日常に役立てていただけたら、と思います。

 

妊婦さんに過酷な家事は?!家事別お困り体験と一言アドバイス

困った悩み

出産後のママに妊娠中の過酷な家事について答えて頂きました。

 

その中で多かった答えを3つ、意見を添えて紹介します。

 

○食材の買い物

「スーパーまで歩くのはいいのですが、重たい荷物を持って歩くのはきついです。

 

車輪付キャリーカートを引いて歩くのも、でこぼこ道や段差はむしろ引きにくく、とても大変でやめました。

 

妊娠初期にネットスーパーで配達も試しましたが、便利なのはいいのですが、ついつい買いすぎて食費が右肩上がりになり、断念。

 

車は、万が一追突などの事故があったら、赤ちゃんの命に関わるので乗っていませんでした。

 

自転車ももちろん乗れませんし、本当に不便でした。」

 

☆一言アドバイス⇒重い荷物を持っての買い物は大変です。

 

ほとんどの妊婦さんがうなずけるご意見ではないでしょうか。

 

早産の危険がない方に関しては、大変ですが、一度に買う量をおさえて、何度もスーパーに行くというのが最善策かもしれません。

 

また、ネットスーパーを活用し、買いすぎを防ぐためにお米・飲み物・調味料など重たいものに絞って利用するのも、おすすめです。

 

○~食器洗い

「とにかくお腹がつっかえるので手元が見にくく、手をすべらせることも多かったです。

 

食器を床に落として割れた時は最悪です。

 

お腹で床は見えず、手探りで破片を探して掃除したことが何度かありました。

 

食器棚の高い位置も伸びる姿勢がきつく、片づけるのも一苦労です。」

 

☆一言アドバイス⇒高い位置のものの出し入れ、床の掃除、どちらもとても大変です。

 

食器に関しては、妊娠が分かったらできるだけ早い段階で、良く使う食器を取りやすい位置へ移動させておくのがいいのですが、それが出来なかった場合には、ご主人にお願いしてその作業をしておきましょう。

 

床の拭き掃除はぞうきんではなく、モップかワイパーを使うのがおすすめです。

 

また、意外と使えるのが『室内用のほうきとちりとり』です。

 

持っていない方は出来るだけ高品質なものを購入することをおすすめします。

 

長く使えますし、目が細かいので、細かいごみもよくとれます。

 

重い掃除機を出す手間もはぶけるので、妊婦さんには最適です。

 

○~お風呂掃除

「滑って転ぶのが怖くて、おそるおそるのお風呂掃除。

 

かがむのも大変で、這う姿勢も無理だし、壁を掃除するのも上まで手が届かない。

 

踏み台を使うのも怖いし、結局、長い柄付きのブラシで時間をかけて掃除していたのですが、力が入りづらく浴槽のざらつきが取れていないことも多かったです。」

 

☆一言アドバイス⇒お風呂掃除は、重労働なだけでなく、転倒の危険があります。

 

長くなりますので、次の項でしっかりお伝えしていきましょう。

 

妊婦さんのお風呂掃除はやり方次第で楽ちん家事入り?!

お風呂の掃除

 

お腹が大きくなるにつれ、困ることがたくさんでてきます。

 

○靴下がはけない

 

○足の爪が切れない

 

○階段で下が見えない

 

○かがめない

 

なにせ、下を向くことが大変なんです。

 

お腹から下がまるで見えない、手が届かない。

 

ついでに言うと、背伸びもできません。

 

高いところにあるものは・・・諦めるか、孫の手?!

 

こんな状態だから、お掃除も一苦労です。

 

昔から「ぞうきんで床の掃除をすると良い子が産まれる」なんて言いますよね。

 

「妊娠後期によく動くと、骨盤の開きを促し、かがむことで骨盤底筋も鍛えられ、安産となる」ということがありますが、おそらく昔の人は伝承された知恵から『ぞうきんがけ』が推奨されたのでしょう。

 

当の妊婦にしてみたら、大きなおなかでぞうきんがけはかなり重労働ですが、可愛い赤ちゃんのためと思えば頑張れます。

 

しかし、お風呂掃除はどうでしょう?

 

床の掃除という意味では

 

ぞうきんがけと同じことでは?と思いませんか?

 

同じ床でも、濡れているお風呂の床は妊婦には大敵です。

 

滑って転倒しては、流産の恐れがあるからですね。

 

これには賛否両論がありますが、たいていの産婦人科でも「NG」とされていると思います。

 

「お風呂掃除はご家族にお願いして下さい。」と言われても、そうはいかない事情だってあります。

 

そんな時の、安全なお風呂掃除のやり方を、順にお伝えしていきたいと思います。

 

☆~妊婦の安全第一・お風呂掃除~☆

まず、お風呂掃除に欠かせない『お風呂用ブーツ』ですが、これをグレードアップさせて下さい。

 

グレードアップといっても、値段が高いものという意味ではありません。

 

より滑らないものという意味です。

 

妊婦さんにおすすめなのは、業務用の耐滑長靴です。

 

厨房用長靴と検索するとたくさん出てくると思いますが、業務用は先端に樹脂製の固い芯が入っているので普通のものと比べると重量があり、硬く動き辛いですので、芯の無いものを選んで下さい。

 

2,000円前後~10,000円以上のものまでありますが、安価なもので十分です。

 

普通の風呂用靴は1,000円以内で手に入るので、少し値ははると感じるかもしれませんが、耐久性・安全性を考えると、高い買い物ではないと思います。

 

業務用の厨房靴は、水・油の混じった床を素早く動けるように設計されているため、お風呂場の掃除には最適です。

 

スリッポンタイプやスニーカータイプもありますが、妊婦さんにとって脱ぎはきしやすく、より滑りにくいのは長靴タイプです。

 

妊娠後期には足がむくんで大きくなりますので、1~2サイズ大きなものがいいでしょう。

 

次に道具です。

 

先ほど、床そうじには屈まなくてすむ「モップ・ワイパー」が良いとお伝えしましたが、お風呂掃除にはあまりおすすめできません。

 

持ち手が長いものは、水場では滑りやすいためです。

 

お風呂の床には、グリップのついた大き目のバスブラシが一番使いやすいです。

 

先端がとがっているタイプのものが、蛇口などの細かいところにもフィットするので特におすすめです。

 

しゃがみづらい場合は、片膝をつく格好でお掃除すると安全で動きやすいです。

 

次に、準備して頂きたいのが、「洗車ブラシ」です。

 

お風呂なのに洗車?!と思われるかもしれませんが、「バス・トラック用」の毛足ながめ・柔らか目のものがおすすめです。

 

必ず、お風呂の天井に届くロングタイプを選びましょう。

 

洗車ブラシは、長さ・角度ともに妊婦さんが≪壁・天井≫に使用しやすくなっています。

 

幅が広いので、一度に広範囲を掃除することができ、洗剤を使わず、蒸気の水滴を利用してささっとブラッシングするだけで、驚くほど簡単にお風呂の壁・天井のお掃除が完結します。

 

※洗車ブラシを床に使用するのは手が滑ると危険ですので絶対にやめて下さい。

 

※これらの方法を試す時も、注意を怠らないようにして、転倒には十分気を付けましょう。

 

そして、妊婦さんは洗剤などの臭いにも敏感で、気分が悪くなることもありますよね。

 

お掃除の際は、重曹とクエン酸を合わせたエコ洗剤を日常的に使用するのがおすすめです。

 

普段のササッと掃除には『クエン酸スプレー』を使用します。

 

※クエン酸スプレー(クエン酸小さじ1に対して水200ml の割合でスプレーボトルに入れて使います)

 

クエン酸スプレーを浴室全体にふりかけて、ブラシでこすって終わりです。

 

また、しっかりと汚れを落としたい場合は『重曹』を使います。

 

粉重曹を掃除したい箇所にパラパラとふりかけ、磨きます。その後先ほどと同じように『クエン酸スプレー』でお掃除すれば終わりです。

 

※重曹はスプーンでふりかけるのが面倒な方は、小麦粉などをふりかける調味料容器が便利です。

 

中味を重曹に入れ替えて使ってみて下さい。

 

皮脂・水垢・石鹸カスなどの汚れはほとんどこれで落ちます。

 

どうしても落としきれないカビなどは、マスクなどの装備をしっかりして、市販のカビ専用スプレーを使用して掃除した方が良いでしょう。

 

※重曹・クエン酸は薬局や100均、ホームセンターで手に入りますが、圧倒的にコスパがいいのは業務用食用重曹・クエン酸です。

 

ネットや業務用スーパーなどで1キロ単位で購入できますので、たくさん使いたい方にはお勧めです。

 

まとめ

妊婦さんのお風呂掃除特集はいかがでいたか?

 

少し変わった道具などが出てきましたが、そもそも「この場所のお掃除はこの専用の道具で!」という決まりなんてありません。

 

使いやすいものを、アイデア次第で選ぶと上手くいくことが多いです。

 

今回ご紹介したものが、どなたにも使いやすいとは限りません。

 

体格や性格、その人にぴったりな方法はきっとあると思います。

 

固定概念にとらわれず、自由な発想でお掃除にも子育てにも取り組んでいくことは、なんだか素敵なことではないでしょうか?

 

これから出産を控えている妊婦さんにおかれましては、素敵な出産となりますよう、お祈り申し上げます。

妊婦さんのイラスト

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